求人を強化するのに効果的な採用サイトの作成方法とは?
高齢化、少子化などによる人口減少を受け、企業にとって良い人材の確保は今後ますます厳しくなることが予想されます。ただ頭数が揃えばいいのではなく、優秀かつ自社に合う人材を効果的に集めるために、採用サイトをもっと活用したいという中小企業は少なくないことでしょう。
今回は、求人を強化するのに効果的な採用サイトとはどのようなものかを解説します。
有望な人材を集めるのに採用サイトの強化が効果的な理由
現代の就活生・転職希望者などの求職者は、Webありきでリクルート活動をしているという現実があります。興味を持った企業のことを知りたいと思った場合、多くの求職者が最初に閲覧するのがコーポレートサイトなど、いわゆる企業の「ホームページ」なのです。
ここに、弊社(DuoPartnerDesign)が独自に実施したアンケート結果があります。
企業にエントリーする前に、その企業のホームページを見ましたか?
はい 93.8%
(DuoPartnerDesign実施 34歳以下の就活経験のある若者100人へのアンケートより)
また、同アンケートでは次のような質問にもお答えいただき、興味深い回答結果を得ています。
企業の採用サイトの情報の質と量は、エントリーの意思決定にどの程度影響しますか?
(DuoPartnerDesign実施 34歳以下の若者100人へのアンケートより)
上図のように、採用サイトの充実度が意思決定に80%影響するが45.5%、採用サイトの充実度が意思決定に50%影響するが39.4%。採用サイトの出来がエントリーの意思決定に50%以上影響すると答えた若者は全体の9割を超えることがわかったのです。
「多くの求職者に自社への入社を検討してほしい」「自社と好相性な学生に採用試験を受けてほしい」と熱望されるのであれば、採用サイト制作への注力はもはやマストと言えるでしょう。
なお、上記のアンケート結果はほんの一部です。このアンケートでは大変リアルな求職者の心理が浮き彫りとなっています。ご興味がおありでしたら、さらなる調査結果をぜひこちらからご覧ください。
御社の求人は大丈夫?採用強化度チェックリスト
「コーポレイトサイトの中に採用ページを作ってあるから大丈夫!」と油断されていると、知らないうちにライバル会社にやる気のある人材を取られてしまうかもしれません。
モチベーションの高い人材は、熱意をもって情報を取りに来るものです。企業側もその熱意に応えるご準備ができていますか?
ここでは、御社の採用強化度チェックができるリストを作成してみました。気軽なチェックにご利用ください。
✔ | 採用に関する活動 |
就活サイトに登録している | |
自社ホームページ内に独立した採用ページがある | |
独立した採用サイトがある | |
採用に特化したオウンドメディアで情報更新している | |
SNSで採用に関する情報発信をしている | |
採用用にステップメールを使っている |
チェックは何個ありましたか?
1個しかなかった企業は、もう少し採用活動に注力されてみてもいいかもしれません。
チェックが2~3個だった企業様は、採用に関してかなり努力をされていることが見て取れます。
4~5個のチェックがついた企業様は、すでに多くの就活生からのアプローチがあるのではないでしょうか?
そして6個すべてチェックされた企業様は採用の達人。毎年、安定した人材確保ができていることが推察されます。
採用を強化できるサイト制作に必要な要素4選
ホームページの一部に採用ページを設置することも可能ですが、独立した採用サイトは見応えが違います。
一定以上の時間サイト内に滞在してもらい、企業についての情報も採用情報もたっぷり得てもらうことができるので、広告費頼りでは無い求人活動を、しっかり行うことができる点は採用サイト制作の大きなメリットです。
ただし、独立した採用サイトならばどんなものを制作しても効果的というわけではありません。採用を強化できるサイトには4つの必須要素がありますので、ここでご紹介します。
【必須】採用サイトで求められる基本情報
企業の事業内容や福利厚生などは、採用サイトを通じて詳しく知りたいと思っている人が多い基本的な情報です。基本情報に関しては、求職者が必要としている情報を過不足なく提供できるよう、十分な文字数や画像を使って、「よくわかった」と思ってもらえるページを制作するようにしましょう。採用サイトに必要不可欠な基本情報は、事業内容・事業所・部署・社史などの会社情報のほか、福利厚生・年収例といった待遇に関する情報。他にも社長や採用担当からのメッセージなどが挙げられます。
【ニーズ増加】ありのままの自社を知ってもらえる情報
採用サイト制作に力を入れることの大きなメリットの1つは、ミスマッチの予防ができることです。「当社はこんな企業です。このような方針・業務がいいと思える人はぜひ来てください」ということをサイト全体で訴えるのが採用サイトの役割ですし、求職者側も自分に合う企業かどうかを見るために採用サイトを訪れます。そのため、離職率や業務の大変な面など、時にはマイナスの情報も敢えて開示することが必要です。
採用で言うところの真のマッチングとは?
企業(採用)側と就活生・求職者の「マッチング」とは、お互いの需給が合致することで、WinWinが前提です。企業側は誰でもいいから大勢セミナーに来て入社試験を受けてほしいわけではありません。また、偏差値の高い有名大学出身の学生しか要らない、などという企業は今どきあまりないでしょう。企業は、自社で輝き自社を輝かせてくれる「人財」を探し出すことに成功すべきで、そのためにはできるだけ多くの求職者に自社情報を提供することが必要となります。入社後に「あ、ここじゃなかった」とならないよう、企業は求職者に対し、自社情報を啓蒙・教育していくことがとにかく重要なのです。
【わかりやすさが重要】動画・漫画などのコンテンツ
現代人は何をするにしてもスピードを求めがちです。一説には、曲の間奏が待ちきれずに早送りしたり、長い映画を倍速で観たりする人が増えているという指摘もあります。採用サイトでは、じっくりと文章で読んでほしい主張などもあるとは思いますが、重要な部分ほどしっかりと閲覧してもらえる工夫が必要です。難しくなりそうなトピックや文章化すると長くなり過ぎる情報などは、動画や漫画といった見やすい媒体に加工することをおすすめします。
【他社との差別化】求職者が本当に求めている情報
前章でご紹介した、34歳以下の若者を対象として行った採用に関するアンケートでは、企業の採用サイトに何を求めているかも回答していただきました。アンケートに答えてくださった方々からは、大変幅広い意見を得たのですが、強い傾向として「企業のリアルな姿が知りたい」と思っている人が多いということが見えてきたのです。どんなに凄い企業かということより、社員さん1日密着や社食のメニュー、過去の採用実績など、求職者はリアリティ溢れる情報を求めています。詳しくはぜひアンケート結果詳細をご覧ください。
*採用サイトで採用強化ページへのリンクorボタン
効果的な採用サイト制作をするためのポイント
採用サイトを活用して最大限の求人効果を上げるためには、制作前の戦略的なプランニングが重要となってきます。ここでは、欲しい人材に刺さる効果的な採用サイト制作のポイントについて解説します。
求職者が入社後の自分をイメージできるようなコンテンツ
前章でもご説明したように、現代の求職者は採用情報に「リアリティ」を求めています。かっこいいサイトにメリットや良いことばかり書いてあっても、入社後に「イメージと違う」となれば離職も避けられません。
超情報化社会では、「ここがダメでもすぐに他の会社が見つかるだろう」と思われかねないのです。
その代わり、採用サイトのイメージと実際に入社した後の印象が合致している企業に入社した人は、「期待どおりの会社」だったと感じて満足度を高めるでしょう。
採用サイトでは自社を飾り立てるのではなく、リアルな魅力を伝えることでミスマッチを防ぎ、離職率を下げることが重要なのです。
最新情報を掲載する
新たな情報が更新されていない採用サイトは、「見ても意味がない」と思われ、離脱される可能性が高まります。
また、昔制作したままメンテナンスがなされていないWebページは、「情報が古そう」「見づらそう」という印象を抱かせ、一目見ただけで離脱されてしまうこともあります。
特に採用サイトは、毎年異なる方々が今現在の企業の様子や採用情報を求めて閲覧しに来るサイトです。
常に最新の情報を提供し、事実誤認を防ぐとともに、「正しい情報提供を心がけている企業である」というイメージを植え付けることを強くおすすめします。
ブランドイメージが伝わるようなサイト作り
採用サイトは、若者に受けそうなデザインや雰囲気が良いのではないかと思われる企業もあるかもしれませんが、先ほどからご説明しているように、求職者はその会社のリアルな姿を知るために採用サイトを見に来ます。
そのため、自社のブランドイメージが明確に伝わるようなデザインを優先させることをおすすめします。
例えば堅実なブランドイメージの企業がおしゃれで女性的なデザインを選べば、意外性はあったとしても採用的にはミスマッチを生みかねません。自社を客観視し、その強みが等身大で伝わるサイト制作を心がけましょう。
まとめ
企業の将来は、どれだけの優秀な人材を集めることができるかにかかっているといっても過言ではありません。
採用とは、そのくらい心して臨むべきことなのではないでしょうか。
採用サイトの制作には、自社のブランドイメージや価値を客観的に見極め、今あるリアルな姿をコンテンツにする力が必要です。
弊社は画像・動画・漫画などを適材適所使いながら、企業様と求職者様のマッチングの場となり得る採用サイト制作を得意としています。
必要に応じ、今回ご紹介したようなアンケートを用いて、最新のデータに基づいたサイト作りも行います。
求人に強い採用サイトを制作したい、リニューアルしたいという企業様は、ぜひ弊社DuoPartnerDesignまでお気軽にお問い合わせください。