はじめに
WebやSNSは、企業の成長とブランディングを支える中核的な存在となっています。ところが、多くの企業では、社内のリソースやマーケティングの専門知識が不足しており、WebやSNSを効果的に活用できていないのが現実です。
「誰が担当すべきか分からない」「戦略が理解されにくい」「運用の効果が見えづらい」といった課題を抱える企業様にとって、社内にマーケティング人材を育成することは、外部依存から脱却し、企業独自のブランディングや販促戦略を構築するうえで大きな意味を持ちます。
この研修では、貴社の担当者が自社の魅力や特性を理解した上で、WebやSNSを活用したプロモーション戦略を立案・提案できる状態を目指します。最終的には、研修成果として経営層に対してプレゼンテーションを行い、自らが提案し実行するキーマンへと成長することがゴールです。
研修の背景と目的
なぜ社内でWebやSNSを扱える人材が必要なのか?
- 外部依存を続けると、情報共有のタイムラグが発生し、スピーディな対応ができない
- 自社サービスの魅力を深く理解していない外部業者では、的確な訴求が難しい
- 社内のリアルな声を反映した情報発信ができないと、共感を得づらい
経営者・担当者が感じる課題(整理)
経営者が抱える課題 | 担当者が抱える課題 |
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・自社に合ったPR方法が分からない | ・どこまで踏み込んでよいのか不明 |
・社内でマーケ戦略を担える人材が不足 | ・戦略の理解・評価が得られにくい |
・経営戦略とマーケ戦略が一致していない | ・リスクや責任の所在に不安がある |
本研修は、こうした課題を解決し、担当者自身が戦略を立て、実行できる人材へと育成することを目的としています。
研修で解決したい3つの課題
課題1:自社に合ったマーケティング手法が分からない
自社のサービスや製品に対して、どのような媒体やアプローチが最適かを判断できる知識が不足しているケースが多く見られます。
課題2:経営戦略とマーケティング戦略の乖離
マーケティング活動が単体で進行し、経営方針や事業計画との整合性が取れていないため、効果が発揮されにくい状態が続きます。
課題3:マーケティング戦略を担える社内人材の不在
担当者がいても、全体戦略を立てて推進するスキルが身についておらず、表面的な施策にとどまっていることが多くあります。
この研修が目指す3つの目標
目標1:社内のマーケティング基礎理解を強化する
- Web・SNS・PR・コンテンツ戦略の基礎知識を整理し、サービスごとに最適な媒体・施策を選べる判断力を養います。
- 営業・開発など他部門との連携によって、組織的にマーケティング施策を立案できる思考を醸成します。
- 効果測定ツール(Googleアナリティクスなど)の使い方を学び、数値に基づいた戦略の見直しができる力を育成します。
目標2:自社の製品やサービスに合ったマーケティング戦略の立案
- 市場・競合分析を通して、自社ならではの強みを言語化・視覚化し、明確な訴求軸を持つ戦略を立案します。
- 3C分析やSWOT分析、顧客体験設計などのフレームワークを活用し、体系的にマーケティング戦略を設計します。
- 目標達成までのKPI設計・ロードマップの策定を行い、中長期的な展望を描いた実践的な計画をつくります。
目標3:社内にマーケティング人材とノウハウを蓄積する
- 自社内で戦略設計や改善のPDCAを回せるスキルを、担当者自身が習得します。
- 成功事例・失敗事例を分析し、施策単位でのナレッジを社内で共有・継承できるよう整理します。
- 将来的にリーダーシップを持ってプロモーションを担える人材へと成長する基盤を作ります。
研修実施の流れ
- 事前打ち合わせ
- 目的の確認、ゴール設定、対象者ヒアリング
- カリキュラムやワークのカスタマイズ提案
- スケジュールと実施形態(対面/オンライン)の決定
- 契約と準備期間
- 研修内容の最終確定・契約書締結
- 受講者用資料、ワーク課題、運営マニュアルの準備
- 研修実施(全4回+プレゼン発表)
- 計16時間の集合研修+最終発表1時間
- 各回ごとに課題提出、進捗管理あり
- チャットサポートによる質問・課題支援
- アフターフォロー(1ヶ月間)
- 実施内容を踏まえた戦略実行支援
- 社内共有用資料の作成支援
- 必要に応じた個別サポートや相談対応
推奨する受講対象者
- 広報・マーケティング・Web担当者
- 自社の広報戦略を担う中堅社員・若手社員
- 新たにWeb活用を進めたい中小企業のリーダー層
- 経営層と現場の橋渡しを担う幹部候補者
活用可能な助成金(研修費用の軽減)
研修費用の一部を助成金で補填できる制度があります。以下の助成制度をご確認ください。
■ 人材開発支援助成金(厚生労働省)
- 職務に直結するスキルを育成するための助成制度
- 経費の一部と、研修期間中の賃金助成が受けられます
■ キャリアアップ助成金(非正規雇用者対象)
- 非正規社員を対象とした研修や処遇改善に関する助成
- 研修を通じた正社員化により、企業の人材基盤を強化できます
※弊社では助成金申請の代行は行っておりません。顧問社労士または行政書士とご相談ください。 自治体独自の人材育成助成金が存在する場合もありますので、併せてご確認をおすすめします。
研修後の支援体制
研修は一過性のものであってはなりません。 弊社では、以下のような形で「実践につなげる支援」を行います。
- 研修内容の社内展開用のスライドテンプレート提供
- 個別チャットによるアドバイス(1ヶ月間)
- 戦略実施に向けたステップ設計サポート
- 社内マニュアル化支援・研修内容の再活用支援
この研修がもたらす3つの効果
1. 経営者にとっての効果
- 自社のサービスや強みを正しく理解し、社内で戦略として語れる人材が育つ
- 経営方針に沿ったプロモーション戦略が社内から提案される体制ができる
2. 担当者・広報チームにとっての効果
- 「なぜこれをやるのか」が説明できる戦略思考が身につく
- 部門を超えた連携により社内外の理解と協力を得られる提案力が強化される
3. 組織全体としての効果
- 社員主導によるマーケティング体制が構築され、内製化の推進が可能
- 成果の測定・改善が社内で回ることにより、継続的な改善文化が育まれる
戦略立案後の実行フェーズへの支援
この研修によって社内で戦略が立てられるようになった後、実際のプロモーション施策を外部と連携しながら実施したい場合には、弊社がその実行支援にも対応可能です。
- 戦略に基づいたWebサイトやLP制作
- SNS運用代行、投稿コンテンツの設計
- 取材・撮影・コピーライティングの実施
- プレスリリース配信支援、広告設計
研修 → 戦略立案 → 実行・運用 → 振り返り のサイクルを社内外で伴走支援します
お問い合わせ・お申し込みについて
担当者育成研修にご興味のある方は、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。
- ご要望に応じたカスタマイズ提案も可能です
- オンライン・対面いずれも対応しています
- 中小企業〜100名規模まで、柔軟に対応可能です
ご相談だけでも構いません。貴社の“戦略を語れる人材づくり”、私たちが全力でお手伝いします。