ホームページを作ったのに反応がない会社が、最初に見直すべき3つの視点

「ホームページは作った。広告も少し出している。SNSも触っている。それなのに問い合わせが増えない」——中小企業の経営者の方から、最も多く聞く悩みのひとつです。
このときに起こりがちなのが、原因が分からないまま「デザインを変える」「記事を増やす」「広告費を上げる」と手段だけを足してしまうこと。ですが、成果が出ない理由は“センス不足”ではなく、たいてい「どこが詰まっているか」を切り分けられていないだけです。

ホームページの反応は、ざっくり言うと次の流れで決まります。
見つけられる(入口)→ 理解される(中身)→ 行動できる(出口)
どこか1か所でも弱いと、全体として「反応がない」状態になります。この記事では、自社でも判断できるように最初に見直すべき3つの視点を“チェックリスト付き”で整理します。


目次

反応がない=「成果の割合」が低い状態

ホームページの反応を数字で見るとき、難しい言葉を使わずに言えば「成果の割合」です。
たとえば、100人がサイトを見て、2人が問い合わせをしたら成果の割合は2%。見に来る人はいるのに問い合わせが少ないなら、この割合が低いということになります。
大事なのは、いきなり難しい分析をすることではありません。
まずは次の2つだけ押さえましょう。

  • 見に来る人はいるか(アクセスがあるか)
  • 見に来た人が動けているか(問い合わせにつながっているか)

この2つを分けて考えると、改善の優先順位がブレなくなります。


視点1:入口 そもそも「見つけられているか」

反応がないとき、まず疑うべきは「中身」より先に入口です。
見つけられていないなら、良い内容でも読まれません。入口には主に2種類あります。

検索(SEO):困りごとを調べている人が見つける入口
広告・SNS:こちらから届けにいく入口

判断基準:入口は“数”より“意図の一致”

アクセスが少しあるのに成果が出ない場合、「見に来ている人」が“見込み客”ではない可能性があります。
たとえば「会社名」でのアクセスが中心だと、すでに知っている人が多く、新規の問い合わせは増えにくい傾向があります。逆に、「悩みの言葉」「地域+サービス」などで見つけてもらえると、検討中の人が入りやすくなります。

入口チェックリスト(SEO・広告の前提)

当てはまらない項目が多いほど、入口の改善が先です。

  • 自社のサービスを「悩みの言葉」に置き換えられる(例:集客したい、採用が来ない、問い合わせが増えない)
  • 「地域名+サービス名」で見つけてもらうページがある(地域商圏の会社の場合)
  • 1ページだけでなく、同じテーマの記事やページが“束”になっている(単発より強い)
  • 広告のリンク先が、広告文で約束した内容と一致している(クリック後に迷子にならない)
  • スマホで開いたとき、表示が遅すぎない(遅いほど途中で閉じられやすい)

入口が弱い状態で、デザインや文章をいくら整えても成果が伸びにくいです。まずは「見つけられる状態」に戻すのが近道です。


視点2:中身 見込み客が「判断できる材料」があるか

入口がある程度あるのに反応がないときは、中身(内容)の不足を疑います。
ここでのポイントは、情報量の多さではなく「相手が決めるための材料」が揃っているかです。

判断基準:見込み客は“安心して決めたい”

初めての会社に問い合わせるのは、想像以上にハードルが高いものです。多くの人は、次の不安を抱えています。

  • 料金が分からない(どのくらいかかるのか)
  • 何を頼めるのかが曖昧(対応範囲が不明)
  • 似た事例が見つからない(自分のケースでも大丈夫か)

つまり、「会社紹介」だけでは足りません。相手の不安を先に減らす設計が必要です。

中身チェックリスト(判断材料)

  • 誰向けのサービスかが1文で説明できる(「全部できます」になっていない)
  • 選ばれる理由が3点に整理され、根拠(事例・数字・お客様の声)が添えられている
  • サービス内容が“流れ”で分かる(相談→提案→実施→フォローなど)
  • 料金の考え方が書かれている(相場感・見積もりの前提・よくある追加費用など)
  • よくある質問が、相手の不安から書かれている(専門用語だらけになっていない)

中身の改善は、「文章を増やす」よりも、順番と見せ方(情報の整理)で成果が変わります。


視点3:出口 問い合わせまでの「最後の一歩」を邪魔していないか

入口も中身も整っているのに反応がない場合、最後に見直すのが出口です。
出口とは、問い合わせ・予約・資料請求など「行動してもらう部分」。ここは小さなつまずきが成果を大きく左右します。

判断基準:出口は“導線”より“心理ハードル”

ボタンがあるだけでは人は動きません。押す前に、次の不安が残ると止まります。

  • いきなり営業されそう
  • 何を書けばいいか分からない
  • 入力が面倒/スマホで打ちにくい
  • 送ったあとどうなるか不明

出口チェックリスト(フォーム・導線)

  • 問い合わせボタンが見つけやすい場所にある(上・中・下のどこかにある)
  • 「相談=契約ではない」ことが分かる(安心して押せる)
  • フォームの項目が多すぎない(最初は最小限でよい)
  • 返信の目安が書かれている(例:1営業日以内に連絡)
  • スマホで入力しやすい(文字が小さすぎない、必須が分かる)

出口の改善は、広告費を増やすより先にやる価値があります。なぜなら、入口が同じでも“取りこぼし”を減らせるからです。


3つの視点で「どこが詰まっているか」を分類する

最後に、自社がどこで止まっているかを1つに絞ってみましょう。複数当てはまる場合もありますが、最優先を決めると改善が進みます。

  • 入口不足型:そもそも見つけられていない(検索や広告の入口が弱い)
  • 中身不足型:見られているが判断材料が足りない(不安が消えない)
  • 出口不足型:最後の一歩が踏み出せない(フォームや心理ハードル)

この分類ができると、「今月やること」が自然に決まります。


今週できる最小アクション(忙しい会社向け)

全部を一気に直す必要はありません。まずは“1週間でできる範囲”に落としましょう。

ACTION
入口:悩みの言葉を3つ書き出す

例:「問い合わせが増えない」「採用が来ない」「地域で選ばれたい」

ACTION
中身:選ばれる理由を3つに絞る

「強み・実績・安心材料」を3点に整理し、トップページかサービスページに置く

ACTION
出口:問い合わせの不安を1つ減らす

「相談の流れ」「返信の目安」「売り込みしない」など、安心の一文を追加する


まとめ:綺麗なサイトより「判断できるサイト」へ

ホームページの反応がないとき、最初に見直すべきは次の3つです。

  1. 入口:見つけられているか(意図が合った流入か)
  2. 中身:判断材料が揃っているか(不安を減らせるか)
  3. 出口:最後の一歩を邪魔していないか(心理ハードルを下げられるか)

大切なのは、正解の施策を当てにいくことではなく、自社の状態を切り分けて、優先順位を付けることです。
WEBは「作って終わり」ではなく、経営の道具として“整えて強くする”もの。まずはチェックリストで現状を言語化し、今月の打ち手(WEB制作/WEB戦略/広告/SEO)の順番を決めてみてください。

DPDでは

DPDでは、経営者・責任者の方と一緒に現状を確認し、誰に何を届けるかをはっきりさせたうえで、SEOや広告、SNS、コンテンツなどを目的・やり方・効果の見方まで決めて進めます。
必要に応じて、WEB制作や運用、記事制作、分析、広告、PR施策までをつなげて、改善が進むところまで伴走します。

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