AIで何ができるのか、誰にも聞けなかった社長のフラッグ

- 『ザ・ベストフラッグ』店主 黒縁眼鏡のWebコンサルタント
- 『ザ・ベストフラッグ』もさもさ看板フラッグ犬
- 今回の迷い人 印刷会社の社長・岸本
*このブログのお話は創作です。
ここは、悩める経営者だけに見える店『ザ・ベストフラッグ』。
地図には載っていない。同じ路地を二度探しても、たいていは見つからない。
黒縁眼鏡の店主は、壁のフラッグの向きを一本ずつ整えながら、ひとりごとのように言った。
「今夜のお客さんは、たぶん、質問をひとつ飲み込んだまま来るな」
カウンターの下で丸くなっていたもさもさの犬が、顔だけを上げた。
「ワフッ」
会議の最後に「特にありません」と答えるときくらい、短い返事だった。
AIを入れた。けれど、誰も聞かなかった
今回の迷い人は、地方都市で60年あまり続く印刷会社の社長・岸本。
チラシやカタログ、会社案内といった商業印刷に加え、お菓子や化粧品の箱をつくるパッケージ印刷も手がけている。社員は130人ほど。
頼まれた色を、頼まれたとおりに出す。約束した納期を守る。
その二つで、地元の取引先から長く頼りにされてきた会社だ。
岸本には、ひとつの成功体験があった。
20年前、まだ専務だった頃。手書きの工程表と電話の伝言で回っていた工場に、生産管理のシステムを入れた。
現場からは反発もあった。
「紙のほうが早い」「画面なんか見ている暇はない」
それでも押し切った。半年もすると、誰もがシステムの画面で段取りを確かめるようになり、納期遅れは目に見えて減った。
道具は、入れてしまえば使われる。
岸本は、そう学んだ。
だから、取引先の勉強会で生成AIの話を聞いたときも、迷いはなかった。
乗り遅れるわけにはいかない。部長と課長に配るつもりで、10人分のアカウントを契約した。配ってみると一つ余ったので、工務部の若手・中川に渡した。
それから半年。
AIを毎日のように使っているのは、その中川だけだった。
中川は、印刷機ごとの稼働実績の集計や、計画とのずれの確認、月次報告の下書きまでをAIに手伝わせていた。
以前は2日がかりだった月次の資料が、半日でまとまるようになったという。
ところが、月末の会議で中川の資料が配られると、空気は微妙だった。
「AIが作った表って、合ってるの?」
「便利なのはわかるけどさ。うちの仕事は、最後は人の目だから」
誰も反対はしない。かといって、自分で触ってみようとする人もいない。

岸本は、会議の締めくくりに言ってみた。
「AIで、何か業務改善のアイデアはないか」
営業部長がペンを置き、少し考えてから答えた。
「……検討します」
それで会議は終わった。
「検討します」は、この会社でいちばんよく使われる言葉かもしれない。岸本はそう思った。
岸本は、ずっと「自分で考えて動ける会社」を目指してきた。
だからAIの使い方を、研修で押しつけるようなことはしたくなかった。使える人から自然に広がればいい。そう思って待っていた。
けれど、何も広がらなかった。
社長室の引き出しには、展示会でもらってきたパンフレットが溜まっている。
「DX」「AI活用」「スマート工場」。
どれも正しそうで、どれも、うちの話ではない気がした。
本当は、誰かに聞きたかった。
AIで、いったい何ができるのか。
けれど、社員に「使え」と言ったのは自分だ。
今さら社長がそれを聞くわけにはいかなかった。
誰にも聞けなかった夜のフラッグ
その夜、岸本は地元の経営者の集まりから帰る途中だった。
懇親会では、どのテーブルでもAIの話が出た。
「うちは議事録をAIに任せてるよ」
「問い合わせの返信も、下書きはもうAIだね」
岸本は相づちを打ち、知っているふりをして笑った。
駅からの帰り道、その笑いが少しずつ重くなった。
みんな、本当にわかっているのだろうか。
わかっていないのは、自分だけなのだろうか。
いつもの角を曲がったところで、岸本は足を止めた。
古い商店の並びに、細い路地が口を開けている。
20年以上通っている道なのに、そんな路地を見た覚えはなかった。
奥に、橙色の灯り。
小さな看板には『ザ・ベストフラッグ』とある。
酔いのせいにして、岸本は扉を押した。
中には、黒縁眼鏡の店主と、背中に小さな鞄をつけたもさもさの犬がいた。
壁には燕尾型のフラッグが、色ごとに整然と並んでいる。
「どうぞ」
示された席のテーブルには、昔ながらの喫茶店にあるような、分厚い合皮のメニュー表が置かれていた。
岸本は表紙を開いた。
コーヒーの名前はない。ページの真ん中に、短い言葉だけが印刷されていた。
道具は、入れた日から働くのではない。
問いを持った人が触れた日から、働きはじめる。
岸本は思わず二度読んだ。
次のページをめくると、こう書かれていた。
本日、誰にも聞けなかったことを、お聞かせください。
しばらく黙ってから、岸本は小さく笑った。
「……AIで、何ができるんですか」
声に出してみると、思っていたよりずっと簡単な質問だった。
「社長が今さら聞くことじゃないですよね。10人分も契約しておいて」
一度口を開くと、言葉は止まらなかった。
使っているのは若手の一人だけだということ。
会議で聞いても「検討します」で終わること。
自分で考える会社にしたかったのに、考えるきっかけを渡していなかったのかもしれないこと。
そして、いちばんわかっていないのは、たぶん自分だということ。
店主は口を挟まず、最後まで聞いていた。
岸本が話し終えると、壁から一本のフラッグを選び、犬の背中の鞄に差し込んだ。
犬は鞄を背負ったまま、のそのそとテーブルを回ってきた。
岸本の足元に座り込み、背中をこちらに向ける。
フラッグの柄が、ちょうど手の届く高さにあった。
岸本が手を伸ばしかけて止めると、犬は首だけで振り返った。
会議で、誰かの発言をじっと待つ司会者のような目だった。
岸本がフラッグを抜き取ると、そこにはこう書かれていた。
AIに「何をさせるか」の前に、「何を聞くか」を、みんなで持ち寄ってみる
「勉強会を開け、ということですか」
岸本が顔を上げると、店主はひと言だけ答えた。
「教わる会ではなく、持ち寄る会です」

店を出て、街灯の下でフラッグを裏返すと、小さな文字で注意書きがあった。
このフラッグは、社内でいちばんAIに詳しい人の肩には立てないでください。
いちばんAIを疑っている人の肩に立ててください。
答えを急ぐ人には向きません。わからないことを恥ずかしがる人にも向きません。
なお、その場には、あなたも必ず座ってください。
岸本は、もう一度読み返した。
いちばん詳しいのは中川だ。だから、中川に任せればいいと思っていた。
では、いちばん疑っているのは——。
顔は、すぐに浮かんだ。
いちばん疑っている人の肩に
翌朝、岸本は工場に下りた。
印刷機の低いうなりと、インキの匂い。
色を確かめる照明台の前で、印刷部の職長・大西が、刷り出しをルーペでのぞき込んでいた。
勤続35年。
取引先から「この会社の色は、大西さんが決めている」と言われるほどの職人だ。
そして、月末の会議で「AIが作った表って、合ってるの?」と言ったのも、大西だった。

岸本は後ろから近づき、「お疲れさん」と肩を軽くたたいた。
そのついでに、見えないフラッグを大西の肩にそっと立てる。
手を離しても、フラッグは倒れなかった。
大西は振り返り、眉をひそめた。
「なんですか社長、朝から。気持ち悪いな」
「大西さん。今度、AIの勉強会をやろうと思う。出てほしいんだ」
「俺がですか?」
大西は鼻で笑った。
「パソコンなんて、日報を打つくらいしか触りませんよ。それに、機械に色がわかるとは思えませんね」
岸本は少しだけ迷ってから、言った。
「正直に言うとな。俺も、AIで何ができるのか、わかってないんだ」
大西の手が止まった。
「だから、いちばん疑ってる人に一緒にいてほしい。うのみにしないで、ちゃんと疑ってくれる人に」
大西はしばらく黙って刷り出しを見ていたが、やがてルーペを置いた。
「……社長が座るなら、座りますよ」
勉強会のメンバーは、課長や係長など、現場をまとめる立場の6人。そこに大西と、案内役の中川、そして岸本。
週に一度、木曜の夕方に1時間。
テーブルには、メモ帳と、それぞれのノートパソコン。
社長室の引き出しから出してきたパンフレットの束は、ひとまず机の端に置いた。
1回目のAI勉強会は、見事な空振りだった
最初の回、岸本は全員に「AIに聞きたいこと」を一つずつ持ってきてもらった。
集まった質問は、こうだった。
「AIで何ができますか」
「業務を効率化するには、どう使えばいいですか」
「印刷会社のAI活用事例を教えてください」
中川が一つずつ入力していく。
答えはすぐに返ってきた。業務の自動化、データの分析、文書作成の支援……。
整った箇条書きが、画面いっぱいに並んだ。
「本に書いてあることと同じですね」
営業課長がそう言うと、会議室に小さなため息が広がった。
大西は腕を組んだまま、画面をあごで指した。
「ほらね。こいつは、うちの仕事を知らない」
中川が、少し遠慮がちに口を開いた。
「たぶん……聞き方が広すぎるんだと思います。私も最初はそうでした」
生成AIは、聞かれたことに文章で答えてくれる道具だ。
調べものの道具というより、相談相手に近い。
ただし、こちらの会社の事情は何も知らない。事情を伝えなければ、誰にでも当てはまる答えしか返ってこない。
「私は、何のために、どんな材料で、どんな形にしてほしいかを、全部書くようにしています。新しく入った人に仕事を頼むときと同じです」
AIへのこうした頼み方は、「プロンプト」と呼ばれている。
難しく聞こえるが、要は仕事の頼み方だ。
岸本は、フラッグの裏の言葉を思い出していた。
答えを急ぐ人には向きません。
「じゃあ、次はこうしよう」と岸本は言った。
「AIで何ができるか、じゃなくて、自分の仕事でいま困っていることを、一人一つ持ってくる。小さくていい」
ベテランの「少し」が、言葉になった
2回目の勉強会。最初に手を挙げたのは、意外にも大西だった。
「刷り直しです」
同じ色を何度刷っても、合わない日がある。
若い者に説明しても、なかなか伝わらない。
結局、自分が機械の前に立つしかなくなる。
中川がそのまま入力すると、AIは色がぶれる原因を並べた。
温度、湿度、インキの状態、用紙の違い。
「そんなのは、教科書だ」
大西が吐き捨てるように言った。
中川は少し考えてから、言った。
「大西さんが、いつも若い人に言っていることを、そのまま打ってみませんか」
大西は渋い顔をしたが、やがて口を開いた。
「……朝いちばんは機械が冷えてるから、最初の100枚で色を決めるな。紙は倉庫から出したら、半日は置いて慣らせ。雨の日は水を少し絞れ。お客さんの赤は、見本だけじゃなく、去年の箱と並べて見ろ」
中川のキーボードが、それを追いかけた。
最後に、一行を足す。
「この内容を、入社1年目の人向けの確認手順に整理してください。それぞれの理由も添えてください」
数秒後、画面に手順が並んだ。
朝の立ち上げ、紙の扱い、天気による調整、色見本の確かめ方。
一つひとつに、短い理由がついている。
大西は、しばらく黙って画面を読んでいた。
「……俺、こんなこと言ってたか」
「言ってます。毎日」
係長の一人が即答し、会議室に笑いが起きた。
大西は照れくさそうに頭をかいた。
中川は、続けてこう打ち込んだ。
あなたは、入社したばかりの新人です。この手順を読んで、わからないところを一つずつ質問してください。こちらが答えたら、次の質問をしてください。
画面に、質問が返ってきた。
「『水を少し絞る』の『少し』は、どのくらいですか。何を見て決めればいいですか」
いつもは、人が聞いて、AIが答える。
いまは、AIが聞いて、人が答える番だった。
大西は腕を組んだまま、しばらく黙っていた。
「……少しは、少しだよ」
「それだと、新人はわかりません」
中川に言われて、大西は鼻を鳴らした。
それから、ゆっくり言葉を探した。
「……ベタの色が浅くなってきたら、水が多い。白いところが汚れ出す、ぎりぎり手前まで絞る」
色を一面に刷ったベタの部分が薄くなってきたら、水が多すぎる。
けれど絞りすぎると、印刷しないはずの白い部分に、うっすらインキが乗りはじめる。その手前で止める。
35年、手が覚えていたことが、初めて言葉になった。
中川が答えを打ち込むと、AIは次の質問を返してきた。
「去年の箱がないお客様の場合は、何と並べて色を確かめればいいですか」
答えるたびに、次の質問が来る。
大西が考え込む時間は、少しずつ長くなった。
「若いのは、こういうことを聞いてこないからな」
大西がぽつりと言うと、係長が笑った。
「聞けませんよ。大西さんには、怖くて」
会議室に、さっきより大きな笑いが起きた。
AIは、答えるだけの道具ではなかった。
新人が聞けずにいたことを、代わりに聞くこともできる。

その日の終わり、手順書の「少し」や「慣らす」の横には、大西の言葉で目安が書き足されていた。
「ここまで書いてあれば、若いのも、言われたとおりにやるだけじゃなくなるかもしれんな」
隣の課長が、岸本に小声で言った。
「社長、最初から大西さんに声をかけたのは、このためだったんですね」
岸本は曖昧にうなずいた。
(フラッグの裏に、そう書いてあっただけなんだけどな)
もちろん、すべてがうまくいったわけではない。
AIがまとめた手順には、大西が言っていない数字が一つ、もっともらしく紛れ込んでいた。
「ほら、間違ってる」
大西が指さすと、中川はうなずいた。
「AIは、ときどき自信満々に間違えるんです。だから、最後は人が見る。AIの答えは、あくまで下書きです」
その日、勉強会に二つのルールができた。
AIの答えは、必ず人が確かめてから使うこと。
お客様の名前や、まだ世に出ていないデザインは入力しないこと。
社長の困りごとには、名前がなかった
3回目からは、持ち寄られる困りごとが、目に見えて具体的になった。
営業課長は、納期が延びるときに取引先へ送る説明文。
工務の課長は、月末のたびに同じことを聞かれる、用紙の在庫の確認方法。
総務の係長は、新人向けの社内ルールのまとめ。
岸本も、例のパンフレットの束を持ってきた。
中川に手伝ってもらってスキャンし、AIに読み込ませる。
「この資料を読んで、うちの会社で使えそうなところを教えてください」
返ってきた答えは、意外なものだった。
判断するために、御社の事業内容と、いま困っていることを具体的に教えてください。
岸本は苦笑して、キーボードに向かった。
事業内容は、すぐに書けた。
ところが、「いま困っていること」のところで、手が止まった。
会議が静か。新しいことが広がらない。社員が自分から動かない。
書き出してみると、どれも「困っている気がする」ことばかりだった。
何が、どこで、どう止まっているのか。言葉にしたことは、一度もなかった。
その日、岸本はAIの答えより先に、自分への宿題を持ち帰った。
AIにうまく聞こうとすると、人は、自分の仕事を言葉にしなければならなくなる。
そして、言葉になった仕事は、AIだけでなく、人にも渡せるようになる。
勉強会は、いつの間にか、AIの使い方を学ぶ会ではなくなっていた。
自分たちの仕事を、言葉にする会になっていた。
3か月後、会議の沈黙が変わった
3か月がたった。
会社が劇的に変わったわけではない。
契約した10のアカウントのうち、いま使われているのは7つ。残りの3つは、まだほとんど動いていない。
岸本は、それでいいと思っている。
それでも、変わったことはあった。
月末の会議で配られる中川の資料には、計画とのずれごとに「考えられる理由」が一行ずつ添えられるようになった。
AIが下書きした理由に、課長たちが赤ペンで書き足し、ときには消す。
数字を読み上げるだけだった会議が、理由を話し合う会議になった。
印刷機の横には、大西の口ぐせと、AIの質問から生まれた確認手順が貼られている。
刷り直しは、少しずつ減ってきた。劇的に、ではない。
けれど、若い者が「なぜですか」と聞きに来る回数は、前より増えたらしい。
AIが先に、聞いてみせたからかもしれない。
「教える手間が増えましたよ」
そうこぼす大西の顔は、まんざらでもなさそうだった。
営業課長は、その手順をかみくだいた一枚を、取引先との打ち合わせに持っていくようになった。
「ここまで確かめて刷ってくれていたんですね」
そう言われることが、ときどきあるという。
毎日やっているからこそ、誰も口に出してこなかったことだった。
そして、会議で「わからない」という言葉が出るようになった。
最初にそう言ったのは、岸本だった。
岸本の宿題は、結局、2週間かかった。
何度も書き直して、最後に残ったのは短い一文だった。
判断が、人の頭の中にしかない。
色の決め方も、段取りの組み方も、取引先ごとのクセも。
この会社を支えてきたものの多くは、ベテランの頭の中にあった。
それは、いちばんの強みで、いちばんの心配ごとでもあった。
AIで何ができるかを考えていたはずが、会社が本当に困っていることに、ようやく名前がついた。
もちろん、新しい悩みも出てきた。
AIで作った資料が増えて、読む量がかえって増えたのだ。
どの資料を、誰が確かめるのか。決めなければならないことは、まだたくさんある。
ある日の勉強会の帰りぎわ、大西が岸本を呼び止めた。
「社長。次は、見積もりの勘も、AIに聞いてもらいませんか。工務に聞かれるたびに、俺の頭の中だけで答えてるんで」
いちばん疑っていた人が、いちばん先に、次の問いを持ってきた。
AIは、問いを映す鏡
その頃、路地裏の『ザ・ベストフラッグ』では、店主が一本のフラッグを壁に掛け直していた。
足元では、もさもさの犬が前肢をそろえて座り、おやつの順番を待っている。
「岸本社長、ナイスフラッグ」
店主がおやつを差し出すと、犬はそれをくわえて、尻尾を一度だけ振った。
店主は、掛け直したばかりのフラッグを眺めながら言った。
「AIは、答えを出す道具である前に、問いを映す鏡です」
「うまく聞こうとすると、人は自分の仕事を言葉にしはじめます。言葉になった仕事は、次の人にも渡せるようになる」
「困りごとに名前がつけば、道具は、あとから選べます」
——あなたの会社はどうだろうか。
「困っている気がする」ことを、一度でも言葉にしてみただろうか。
社内に、「わからない」と言える場はあるだろうか。
ベテランの頭の中にしかない判断は、どれくらい残っているだろうか。
AIで何ができるか。
その答えは、AIの中ではなく、自分たちの仕事の中にある。
路地裏の灯りは、今夜も小さくともっている。
次にその扉を押すのは、どんな問いを飲み込んだままの人だろうか。

